介護予防運動について 

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介護予防運動について

【高齢者注目の運動トレーニングです】


介護予防運動

「高齢者がいつまでも健康で生き生きとした生活を送れるために必要なことはなにか?」 ということを 東京都健康長寿医療センター研究所の長期にわたる研究から、高齢者が 要介護状態になってしまう原因として、 生活習慣病をはじめとする疾病の他に、加齢に伴う 心身機能の衰えによる、いわゆる「老年症候群」が重要である ことがわかってきました。 この「老年症候群」の予防や改善に必要な方法は、日常生活を活動的に過ごすことで、 そのなかでも重要なのが、日常生活の基盤となっている運動能力の維持・向上をさせることです。 運動能力といっても、 高齢者では、「筋力」、「バランス能力」、「歩行能力」の3つがポイントになります。 この3つの運動能力にポイントを絞り、 3つの運動能力の維持、向上を、高齢者に対する運動指導の 専門家である「介護予防運動指導員」が難しくなく、 毎日続けられる効果的な筋力トレーニングを、 運動中の姿勢、リズム、呼吸などを考慮しながら指導します。 ※(「老年症候群」とは、足腰の衰えによる転倒や骨折、低栄養、閉じこもり、うつ、認知機能低下、 尿失禁などを総称したものです) 介護予防運動はその名の通り、要介護状態にならない、寝たきりにならないための運動です。そして一番気を付けなければならないのは転倒を防止することです。 転倒して寝たきりになる例として、 (転倒)→(足の骨折)→(寝たきり) 骨折などの重傷にならなくても (転倒)→(転倒の恐怖、不安)→(閉じこもり)→(身体機能低下、高齢期うつ)→(寝たきり) という経過を経ていくことがあります。 そこで転倒しないためにはを第一に考え、高齢者にも簡単にできるトレーニングを膝の変形や腰が曲がっている方に 治療と並行しておこなうことで、身体の必要な個所に筋力がつき姿勢もよくなることで痛みの疾患の改善につながります。 また、筋肉を動かすことは脳を使うことですから、認知機能障害の予防にもつながります。

【介護予防運動で行う6つのトレーニング】


1)歩くときにつまずかないようにつま先を上げる運動
2)安定した歩行や階段上りが楽になる運動
3)膝がしっかり伸びて歩幅が広くなり、歩行がきれいで
  安定する運動
4)身体の体重を支えているお尻の大きな筋肉を鍛える運動
5)立ったり座ったりが楽になり、前に倒れそうなときに踏ん張る
  力を強化する運動
6)猫背の改善をはかり姿勢を良くする運動
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